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しつけ |
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問題行動について |
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問題行動とは |
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犬の問題行動とは、決して異常行動のことをいうのではありません。
犬の習性、性質からの犬としての正常な行動であっても、飼い主や周りの人が困ると思う行動のことをいいます。
つまり犬の社会ではいいけど、人間の社会で生きていくには迷惑な行動です。
たとえば・・・吠える、咬む、リードを引っ張る、とびつく、など。
問題行動を直すには、時間と根気がかかりますが、正しく、その犬にあったしつけをしていけば必ずよくなっていくのであきらめずに少しずつ治していきましょう。 |
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犬の基本的欲求について |
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問題行動にあたってまず考えなければいけないのは、普段から健康的にストレスのない環境で飼っているかどうかです。犬が様々な欲求不満になっているような状態では基本的に問題行動を解決することができないからです。
下記の5項目をチェックしてみましょう。 |
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1.毎日食事はきちんと与えているか [量、回数など]
2.犬の普段の居場所は清潔で快適か
3.毎日の運動、散歩は足りているか
4.こまめに健康管理や手入れをしているか
5.毎日少なくとも30分以上は犬と遊んだり、かまったりしているか |
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1〜4の摂食、排泄、休息、運動、健康、性(発情期のみ)などの生理的欲求と、5の飼い主や家族との社会的接触への欲求は、犬の生活における基本的欲求です。
少なくともこれらが日常で満たされていないと、ストレスや欲求不満からさまざまな問題行動が発生し、問題を複雑にし、解決が難しくなっていきます。
まずはこうした基本的欲求から考え直し改善しましょう。 |
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ねだる時のやめさせ方 |
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遊んで欲しかったり抱っこをねだるときなど、犬はさかんに鳴いて飼い主の気をひこうとします。
かわいそうだからと相手にしたり、反対に「うるさい!」と声をかけると、犬は「吠えたらかまってもらえる」と思い込んでしまいます。
むだ吠えをしたら、飼い主はひとことも声をかけず、完全に無視しましょう。そして吠えることをやめたら、オスワリをさせて穏やかな口調で褒めてあげます。 |
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とびつきを直すには |
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とびつき行動とは、友好的な犬の挨拶行動のことです。
飼い主が帰宅すると、うれしくていきなりとびついてくる犬がいます。大歓迎されて飼い主としては喜ばしい気持ちになりますが、大切な服を汚されたり、破かれたりするのは困ります。
やめさせるには、帰宅したら犬を無視したまま部屋に入り、犬がおちつくのを待ちます。このとき、両手はとびつかれないよう上にあげるか腕を組んでください。
こうして犬がおちついたら着替えをして、「ただいま」と声をかけ、オスワリをさせ、褒めてあげてください。ただし大げさに褒めたりすると、今までやってきたことが意味のないものになってしまいます。 |
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