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しつけ |
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基本のしつけ |
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しつけは飼い主がリーダーである事が大前提です。しつけをするときは必ずリードをつけて行います。 |
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オスワリ |
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「オスワリ」は、犬の動きを止めるために必要なしつけです。
「オスワリ」、「スワレ」、英語で「シット」でもなんでもいいのですが、家族みんなが同じ言葉を使いましょう。 ここでは「オスワリ」を使います。 |
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1.リードを短く持ち、ゆっくりはっきりと「オスワリ」と言ったら、すぐに片手で犬の
お尻を押して座らせます。
2.座らせたらすかさず褒めます。
3.この一連の動作をすばやく2秒くらいで行いましょう。
4.そして何回も練習して、手でお尻を押さえることなく座れるようになるまで練習し
ます。
5.どんなにうまくできるようになっても、オスワリをするたびに優しく褒めることを
忘れないでください。 |
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フセ |
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「フセ」は、「オスワリ」と同じく犬の動きを止めるために必要なしつけです。
はじめにオヤツやオモチャを使いますが、最終的には使わなくても言葉だけで「フセ」ができるようにしましょう。 |
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フセ1 |
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1.まず「オスワリ」をさせます。
2.オヤツやオモチャを手に持ってみせ、「フセ」と言ってからそれを犬の目の前か
ら床の方へ降ろし、飼い主の手前に引きます。
3.犬の頭が下がると体も自然についてくるので、犬のひじが床についた瞬間に
褒めてあげます。 |
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フセ2 |
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1とは違う方法、飼い主の足の間をくぐらせる方法もあります。 |
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1.まず足を投げ出すかっこうで座り、片方の足は曲げ、もう片方はひざを立てて
トンネルをつくります。
2.「オスワリ」をさせてから「フセ」と言って、オヤツやオモチャで誘導し、足のトン
ネルをくぐらせます。できたらすかさず褒めてあげます。 |
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マテ |
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「マテ」はたくさん応用が効きます。
たとえば、ご飯を食べる前に「マテ」をしたり、外に連れ出したときに「マテ」が分かると、急な飛び出しを防いで交通事故から犬を守ったり、知らない人にとびつくことなどもやめさせられる大事なしつけとなりますので、必ず覚えさせましょう。 |
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1.リードを短く持ち、まず「オスワリ」か「フセ」をさせます。
2.手の平を犬の顔の前に向けて「マテ」と言ったら、そのままの状態(「オスワリ」
か「フセ」)でいさせます。
3.しばらくしたらよく褒めます。それを数回練習します。
4.できるようになったら、次は「マテ」と言ったあと少し離れてみます。
5.そのとき犬が動いてしまったら、元の位置に戻り「マテ」と言って少し離れます。
6.動かなかったらすかさず褒めて今度はリードいっぱいまで離れてみます。 |
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待たせる時間をのばしていく |
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それができるようになったら、少しずつ待たせる時間を30秒、1分とのばしていきます。
急いでいっぺんにやろうとせず、少しずつやりましょう。そしてたくさん褒めてあげてください。 |
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距離をのばしていく |
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十分できるようになったら、長めのリードに変えて「マテ」をします。 |
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1.最初は犬の顔を見ながら後ずさりするような格好で、犬から離れていきます。
2.そのとき犬が動いてしまったら元の位置まで戻り「マテ」と言って離れます。
3.できたらよく褒めます。
4.できるようになったら、今度は「マテ」のあと、犬に背中を向けて離れます。
5.クルッと振り返って、少し間をおいても犬が動かなければ犬のところまで行き
褒めます。
6.そのとき犬が動いてしまったら元の位置まで戻り「マテ」と言ってやり直します。
7.それができるようになったら、どんどん距離を広げていき、最終的には物陰に
隠れて、犬から見えなくなっても「マテ」ができる状態にします。 |
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解放するとき |
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「マテ」から解放するとき、「ヨシ」「モウイイヨ」などと優しく声をかけて褒めましょう。 |
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オイデ |
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犬にリードをつけ、少し広い場所で行います。
リードの長さいっぱい離れた位置から「オイデ」と声をかけ、リードをたぐり寄せて近づけて褒めます。たぐり寄せずに言葉だけで犬自身が飼い主のもとにくるように練習します。
「オイデ」の声はわざと声を張ったり、高くしたりせず、普通に優しく言いましょう。
褒めるときは少しオーバーなくらい褒めます。
うまくできるようになったら、10〜30mほどのロープをリードにつけて徐々に距離をのばしていきます。ちゃんとできたら褒めてあげます。 |
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