|
犬を迎える |
迎えに行く |
|
犬はキャリーバッグに入れて連れていきます。そのときにその子の使っていたタオルや毛布、オモチャなど、その子の臭いのついているものをもらってくると安心します。
なるべく午前中に迎えに行き、その日一日はゆっくり過ごしましょう。 |
|
家に来た初日はゆっくり休ませる |
|
犬は乗物酔いをします。ご自宅に着いた頃には少し疲れているはずです。
水を少し与えて、ゆっくり休ませるようにしてください。子供がうれしさのあまり触り過ぎたりしないようにしてください。最初の2〜3日は、新しい環境に早く馴染むようにしてあげることが大切です。 |
|
トイレのしつけ |
|
成犬だからしつけはもうできないのでは…と思っている方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。リーダーシップをとって、しっかり根気よく教えていきましょう。 |
|
叱ってはいけない、殴ってはいけない、褒めて覚える |
|
|
失敗をされると掃除が大変なので、つい「ダメじゃないの」と叱りたくなります。
でもまだ新しい環境に慣れていないのです。いきなり叱られると混乱し、排泄すること自体が悪いことなのかと思い、おしっこやウンチを我慢して病気になってしまう場合すらあります。
トイレのしつけはすぐに覚えられません。時間をかけて根気よく教えてあげましょう。
うまくできたら褒めてあげることが大切です。叱って押さえつけたしつけではなく、褒めてのびのびとしつけるほうが楽しいので早く覚えます。 |
|
トイレの覚えさせ方 |
|
|
床をクンクン嗅いだり、ソワソワしたり、クルクルまわったりはトイレのサインです。
犬は食べたあと、寝起き、遊んだあとに排泄したくなります。そういった排泄のタイミングをつかみましょう。
サークルの中にトイレ用シーツ(または新聞紙を何枚も重ねたもの)を敷きつめ、トイレをしそうになったら犬をサークルの中に入れてそこでさせます。(その子のおしっこを少しティッシュに含ませてトイレシーツにおいておきましょう。ここでトイレをするんだよという目印になります。)
ちゃんとできたら「○○ちゃん、偉いね」と褒めてあげてください。
こうしてシーツの上ですることを覚えたら、次はサークルの扉を開け放し、自分からトイレに行けるようにさせます。それができたら、サークルをはずしてもシーツの上でできるようにします。
もし足がしっかりトイレシーツに乗っていたら、たとえおしっこがシーツからはずれていても、頭の中ではシーツ=トイレと理解できているので大丈夫です。
完全にシーツの上でできるようになったら、シーツを毎日少しずつずらし、トイレとして設置したい場所まで持って行きましょう。 |
|
トイレを失敗したときの対処法 |
|
|
失敗したら犬に見られないよう、こっそり拭き取ります。拭き取るときは絶対臭いを残さないようにしてください。残っているとそこがトイレだと思い込んでしまいます。
失敗しても騒いだりしないように。犬は飼い主さんが自分のしたことに反応していると楽しくなって、今度はわざと同じようなことをします。しかし、怒鳴ったり叩いたりの体罰はやめましょう。
犬の心に深い傷をいつまでも負わせてしまいます。 |
|
中途半端に教えない |
|
|
うまくできても褒めなかったり、失敗したときについ怒ってしまったり、一貫性のないしつけは犬を混乱させてしまいます。しっかりできたときには必ず褒めてください。
家族全員がしつけの方法を覚えて、しつけをしていくことが大切です。 |
|
犬にはリーダーが必要 |
犬は群れを作って生活している生き物なので、群れの中でリーダーを作り、順位をつけていくことは自然なことです。ここで飼い主さんが犬のリーダーになってあげましょう。
犬がリーダーになってしまうと飼い主のいうことを聞かなくなるだけではなく、リーダーとしてこの家を守らなければならないと敏感になり、余計なストレスになります。
犬はリーダーの下で守られて安心して暮らすのが一番幸せです。 |
|
飼い主さんがリーダーになるには・・・ |
|
|
リーダーになるからと言って威圧的な態度をとったり、大声で叱りつけたり、叩いたりする必要はありません。「飼い主さんは自分を守ってくれる、頼れるリーダーなんだ。この人についていけば安心だ。」と思わせるようにします。 |
|
■犬のわがままは聞かない [おやつが欲しくて吠えても知らんぷりする]
■犬の威嚇に動じない [怖がったり、怒ったりしない]
■良いことをした時は思いっきり褒めてあげる |
|
他の犬を飼っている場合の注意点 |
|
先に住んでいる犬によっては、知らない犬が来たらびっくりしてストレスになるかもしれません。 いきなり真正面から対面させないようにしてください。
新しく入ってきた犬は必ずサークルの中に入れてそっとしておきます。犬には犬の挨拶の仕方があります。新しい犬から行かせるのではなく、先住犬にゆっくりと近づけさせるようにします。
そっとしておいてもゆっくり近づいて臭いをかぎにいきます。先住犬が新しい犬を家族だと認識するまで急がせないで見守ってあげてください。
新しい犬が来たからといって、その子ばかりをかまったりしないようにしてください。愛情が新しい犬に移ってしまったと寂しい思いをしてしまいます。新しい犬が来たせいでこうなったんだと新しい犬と仲良くなれない場合もあります。
ご飯をあげるのも、声をかけるのも先住犬のほうを先にしましょう。そのことにより、順位付けで先住犬が上だということを先住犬、新しい犬両方に教えます。
新しい犬を迎える場合、先住犬のケアを大切にしてください。 |
|
他種のペットを飼っている場合の注意点 (猫、うさぎ、鳥、ハムスターなど) |
|
犬は子犬の頃から慣れていれば人間だけではな、他種の動物とも仲良く暮らすことのできる珍しい動物です。
しかし、いきなり真正面から直接合わせるのは危険です。慣れていなかったり、相性があわなかったりすると怖がって攻撃することもあるので、どちらかが怪我をする恐れがあります。
必ずどちらかをサークルやカゴなどに入れ、直接あわせないようにして、様子を見ながら徐々に慣らせていきましょう。
小動物を捕まえる仕事をしていた犬種ジャックラッセルテリア、ブルテリア、グレイハウンドなどは小動物、猫などを見ると本能で追いかけて殺してしまう恐れもあります。 |
|
|
|