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  猫を迎える
成猫を迎える
迎えに行く
猫はキャリーバッグに入れて連れていきます。そのときにその子の使っていたタオルや毛布、オモチャなど、その子の臭いのついているものをもらってくると安心します。
なるべく午前中に迎えに行き、その日一日はゆっくり過ごしましょう。
家に来た初日はゆっくり休ませる
猫は家に着くまでの移動中、不安と緊張で疲れているはずです。サークルの中にベットと水を置いてあげます。その中でゆっくり休める環境を作ってください。


1匹で飼う場合、サークルを閉めておく必要はありません。サークルから出て部屋の中を探検したりと猫の好きなように行動させてあげます。入っては困る部屋は入れないようにしておきます。
猫の安全のため、危険なものはしまっておきましょう。
トイレについて
猫のトイレは、トイレトレーにトイレ砂を入れたものにします。
前に使っていた砂を少し分けてもらって新しいトイレに入れておくとスムーズにトイレを覚えてくれます。床をかぎまわったり、カリカリ床をかいてソワソワしだしたらトイレのサインです。すぐにトイレに連れていってあげます。食事の後や眠っていて起きた後などトイレに行きやすいので注意して見てあげましょう。


うるさくなく落ち着いてできる静かな場所に置いてあげます。
完全室内飼いにする
放し飼いは危険がいっぱい
昔、猫は放し飼いの方が多かったのですが、今はだんだんと室内飼いになってきています。
外を出歩く猫は喧嘩による怪我やノミ、ダニ、病気感染のおそれもあります。
ワクチンでは予防できない病気もあり、喧嘩や舐め合うなどして簡単に感染してしまいます。そのような病気は他の猫との接触を避けることしか予防法はありません。さらに放し飼いの猫の死因には交通事故がとても多いのです。猫にとって放し飼いは危険がいっぱいなのです。
猫のおしっこはとても臭いのでほかの家の庭でおしっこ、うんちをすれば迷惑になってしまいます。
家の中だけで猫はしあわせ
「でも猫だって外に出て遊びたいんじゃないの?家の中だけじゃかわいそう!」
と思う人もいるかもしれません。でも猫は家の中だけで幸せに暮らすことのできる生き物なのです。家の中にトイレと落ち着ける場所を用意して快適に暮らせる環境にしてあげることで家の中だけを縄張りにして満足に暮らすことができます。
窓の外をじっとみているのは「外に出たい」じゃなく、ただ自分の縄張りから外の様子を見ているだけなのです。
猫の健康や命を守り、近所に迷惑をかけないためにも完全室内飼いにしてあげてください。
気をつけなくてはいけない病気
ワクチンで予防ができない病気のため、外の猫との接触を避けることでしか予防ができません。
猫エイズ (FIV)
免疫力低下でいろいろな病気が引き起こされる
血液や唾液によるウイルス感染なので、ケンカや交尾、輸血などで簡単に感染
治療法がないため、感染した猫との接触を避けること
人間には感染しない
伝染性腹膜炎 (FIPV)
いろいろな病気を引き起こす多臓器症
感染した猫の唾液、便、尿、鼻水などから感染
真菌症
真菌というカビが皮膚や肺に病巣を作り、円形脱毛のようにハゲができる病気
感染した猫との接触でうつる
人にも感染することがある
治療はできるが、治るまでに時間がかかる
他の猫を飼っている場合の注意点
先に住んでいる猫によっては、知らない猫が自分のテリトリーに侵入してきたと攻撃的になる場合もあります。「ほら新しい家族よ〜」なんて顔の近くまで持ってきたりなどしないようにしてください。新しく入ってきた子は必ずサークルの中に入れてそっとしておきます。先住猫のお気に入りの場所に新しい猫のケージなどを置くのはやめましょう。


親しい猫同士はお互いに臭いを共有するため、先住猫の使っているタオルやオモチャなどで新しい猫に、臭いをつけるとよいでしょう。


成猫同士の場合、子猫と比べると慣れるまでに時間がかかります。
メスとメス、オスとオスの同性同士を合わせる場合は特に喧嘩になりやすいので気をつけてください。メスとオスのほうが同性ほど拒否反応は強くありません


新しい子が来たからといって、その子ばかりをかまったりしないようにしてください。愛情が新しい子に移ってしまったと寂しい思いをしてしまいます。「新しい子が来たせいでこうなったんだ」とやきもちを焼いて新しい子と仲良くなれない場合もあります。
他種のペットを飼っている場合の注意点 (犬、うさぎ、鳥、ハムスターなど)
猫は子猫の頃から小動物と暮らしていれば仲良く暮らすことができる子もいますが、本来小動物を捕まえて食べてきたため、狩猟本能で攻撃してしまうおそれがあります。


必ずどちらかをサークルやカゴなどに入れ、直接あわせないようにして、様子を見てください。
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